治療内容

 使用致します鍼はディスポ鍼(使い捨て)です。1度
 同患者に使った鍼は破棄処分致します。   

 治療などで使用致しました鍼皿、ピンセットなどは、
 『オートグレープ』で滅菌殺菌しております。  

 患者様に用いますバスタオル3枚と枕カバーはその
 都度取り替えております。

 当たり前ですが、鍼灸院は清潔をモットーにしてお
 ります。毎日の掃除(トイレも含む)は欠かせません。 

 そんなにも広くもない鍼灸院内ではありますが、せ
 めて患者様が“気持ちの好い鍼”を体感なさることで
 痛み・痺れ・だるさが潰えり、体内にゆったりとした時
 間が流れるように、私は患者様の時間帯に全神経を
 集中しております。


治療の流れ


 先ず、貴方様に「予診表」(主訴、その日時、その原
 因、その経過など)と東洋医学的「予診表」の用紙に
 記入して頂きます。

            

 私、米澤利一が貴方様の症状に関して「問診」をさ
 せて頂きます。その時に、主訴と全く関係無さそうな
 質問をするかもしれません。しかし、全く無関係では
 なかった事が往々にしてありますので、どうか御協力
 の程お願い致します。

 では、診察台に移って頂きます。その時には仰向け
 の体勢になります。
  診察・治療には、できるだけラフな服装が良いかと
 思われます。腹部、肩背部、腰部を診たり、手指~肘
 まで、足趾~膝まで袖を捲り挙げますので、窮屈な格
 好は避けて頂きます様お願い致します。

大体は〔脈診〕から始まります。手首の橈側にある 
 位で脈を取ります。五臓(肝・脾・肺・腎<左腎・命門>
 )の正気の状態を診ようとするものです。現代医学に
 は無い手法です。   

 次は〔腹診〕です。ここでの腹部所見は、臍を中心とし
 た五臓配当における動気・硬結・圧痛を診ます。主に
 施術者の手掌・指腹を用いて診察します。
  健康な人の腹は、腹部全体が温かく、適度に潤いが
 あってザラツキがなく、硬くもなく、軟らか過ぎず、皮肉
 厚く弾力があり、また上腹部が平らかで臍下がふっく
 らして、手ごたえのあるのが良いとされています。しか
 したいていの人の下腹部には、血の循環障害である
 がみられます。

 と同時に、問診も引き続き行われています。この頃か
 ら『証』(診断名)も予想され、それを確かめるべく切経
 (経絡の診察)することで、経穴を選択します。

 これから治療に入って行きます。私が使用します鍼
 はセイリンのディスポ鍼№02(0.12㎜)×40㎜が主で
 2番目は№1(0.16㎜)×40㎜です。髪の毛より細い
 です。鍼を刺しても、患者さんは刺された事さえ解りま
 せん。全くの無痛です。

 もし腹部に硬結・圧痛(血の滞りが多い)があれば、
 単刺にてそれを取り除きます。また、五臓の調整の
 為に、<中<strong>脘</strong>・天枢・関元>を切皮置鍼。これだけで
 も脈が良い方向に行くことがあります。その後、『証』
 によって決められた本治法と標治法の経穴に刺鍼し
 ます。ここまでの流れは、患者様は終始仰臥位(仰
 向け)です。では、伏臥位(うつぶせ)になっていただ
 きましょう。

 背部は【督脈】【足太陽膀胱経】が流注しており、内
 臓(臓府)の病変が現れやすいところです。『証』を意
 識しながらも、背診(背部の診察)により、反応の顕
 著な穴を選択、刺鍼します。しかし背部の圧痛硬結
 が広範囲に及んでいれば、刺絡を施します。置鍼時
 間終了後、肩背部辺りを銀杏鍼で散鍼、脈の状態を
 診て、一応終了となります。

 患者様には仰臥位・伏臥位となって頂き、治療させ
 て貰いますので、また私一人ということもあって、どう
 しても60分から90分がかってしまいます。その点ご
 考慮の程宜しくお願い致します。その代わり、時間の
 経過を感じさせない“気持ちの好い鍼灸、結果の感
 じられる鍼灸
”を、と私は心がけています。

『予診表Ⅰ・Ⅱ』にチェックを入れて頂いて、どのような痛み・痺れ・だるさなのか、またその場所もメッセージして頂ければ、出来るかぎり早くメールなりお電話なりでご返事させて頂きます。